柔道整復師の平均給料はいくら?
2022/05/24
投稿者:スタッフ
柔道整復師の平均給料はいくら?
ほかの柔道整復師がどれくらいの給料をもらっているか気になりませんか?
地域や勤務先や勤務時間の長さはもちろん、どんな方向性で仕事するかも収入に関与してきます。
柔道整復師は接骨院や整骨院を開業できる他、病院や整骨院で勤務する人や、スポーツトレーナーや福祉の分野で機能訓練指導員として活躍している人がいます。
そこで、ここでは柔道整復師の仕事内容や給料、独立したケースでの収入などについて紹介します。
これからを検討されている方は参考にしてください。
柔道整復師が行うお仕事の内容
柔道整復師の仕事は医者と似ている部分があります。
具体的には捻挫や打撲、骨折、脱臼など(外傷性が明らかなもの)に対して、出血を伴わない「非観血的療法」によって整復・固定などを行います。
薬や手術に頼るのではなく、人間の自然治癒能力を活用した治療法を用いるという特徴があります。
柔道整復師の施術には、整復法、固定法、後療法の3つがあります。
整復法は元の状態に戻す技術のことで、骨折したところや外れた関節を元に戻す治療法です。
固定法では、患部を骨折や脱臼した際に三角巾や包帯、副木を使って患部を固定します。
後療法は損傷した組織を回復させる治療法のことで、さらに「運動療法」「物理療法」「手技療法」の3つの治療法に細分化されます。
運動療法は低下した筋力を運動によって回復させる治療法で、リハビリテーション医学と通ずるところがあり、機能訓練指導員として病院や福祉施設で運動療法を施すこともあります。
物理療法は温熱、冷却、電気や光、音波、水などの物理的エネルギーを使って、人の持つ体の調子を元に戻そうとする働きを促す治療法です。
器械や道具、鍼、灸などを一切使わずに行われる手技療法では、患者の体に柔道整復師の手で様々な刺激を与えることで、自然治癒力を高めながら機能を回復させていきます。
これらの技能を活かしながら、骨折など外傷の治療もしくは機能改善を目指すリハビリ系の仕事内容がメインになることが一般的です。
近年は仕事の裾野も広がっていて、様々な業務に携わることができます。
柔道整復師の給料は安い?初任給や平均年収
柔道整復師の初任給は月給20万円~25万円程度で、一般企業と同程度です。
また、整骨院などに勤務する人の平均年収は300万円~400万円程度で、理学療法士や大学を卒業して一般企業に勤めた人よりは少々低いでしょう。
ただし、柔道整復師は独立や職場間の差が大きいので、一概に平均が実情を表しているとは限りません。
ボーナスは20代前半で80〜90万円、20代後半で100〜110万円と増加していきます。
最大で180万円程度まで期待できます。
《働く場所や雇用形態、開業などによっても違う》
【整骨院】
前述のように、整骨院等に雇われている人の平均年収は350万~400万円くらいですが、開業している人の平均年収は700万円程度まで期待できます。
1000万円プレーヤーになる可能性はあることから独立は夢がある選択肢のひとつでしょう。
【デイサービス】
高齢化社会の到来とともにデイサービス等の施設数が増加傾向にあります。
こうした施設で柔道整復師は機能訓練指導員として働くことができます。
厚生労働省の平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果によれば、理学療法士や機能訓練指導員などの平均月収は約34万円(回答した施設のうち介護職員処遇改善加算を取得している事業所は91.2%)となっています。
単純に12倍すれば410万円前後の年収が期待できます。
機能訓練指導員になれるのは原則として柔道整復師の他、看護職員、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師(平成30年度改定以降は一定の実務経験を有するはり師きゅう師も)の資格保有者に限られています。
また、デイサービスでは機能訓練指導員を1人以上配置することが定められているので、有資格者に限られる機能訓練指導員が不足気味です。
そのため、給料が高めに設定される傾向があります。
国が推進している事業であるため将来性もあります。
【スポーツトレーナー】
スポーツトレーナーという国家資格はありませんが、国内のプロトレーナーの9割以上が柔道整復師か鍼灸師の国家資格を持っています。
人体に対して深い知識を持っているというアドバンテージが存分に発揮される職場と言えます。
ただし、柔道整復師の資格があるからといって、いきなりプロスポーツチームのトレーナーになることは難しいでしょう。
しかしトレーナー活動をしている接骨院等で経験を積み、スポーツトレーナーを目指すという道もあります。
プロと契約するスポーツトレーナーは能力・経験を考慮される場合が多く、一概には言えませんが年収300万~1800万円と幅があります。
まとめ
一口に柔道整復師といっても整骨院等に勤務している人と開業している人では年収にかなりの差があります。
また、近年は活躍の場も広くなり、従来の整骨院等にとどまらず福祉業界やスポーツ界でも必要とされています。
活躍する場や就業形態、独立の有無などで給料はかなり変わってくるという一面がありますが、言い換えれば高い給料を得られる可能性があります。
高い給料を目指すのであれば、どこかのタイミングで独立できるように準備を進める必要があります。
そのための経験やスキルを身につけられる勤務先を探すのが大切です。
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